Daily ramble

なまけないようにするためのブログ

もしかして

もしかして自分って特別なのかもしれない。

 

自分は平凡だ、文系で特に秀でてることもない学生だと思っていた。

つい2時間くらい前まで。正直言うと、信じられなくて今でも少し思っている。

 

たぶん、多くの学生(に限らずいろんな人たち)が同じような悩みを持っていると思う。

 

でも、こんなこと感じたことないだろうか。

 

仕事探しをしているとき、なかなか自分に合う仕事が見つからない。学校を決めるとき、自分にぴったりのプログラムがない。

自分のニーズに100%合わないシチュエーションはきっとたくさんあると思う。

 

でもそれって、みんなと違うからじゃないのか?

そういう仕事とか学部とかは、多くの人のニーズになんとなく、幅広く合うように設定されているはずだから、そこにぴったりはまったら、THE AVERAGE MANということなのではないのか?

血液型別取扱説明書みたいなものである。

 

私は最近、卒業後の進路について日々考えている。

そういう時期はたいてい「ああ自分って特に深い興味が何かひとつにあるわけじゃないし、特別な技能なんて持っていないし、今まで何してきたんだろう」と、鬱モードに入りやすくなる。実際片足突っ込んでいた。

 

仕事を少ししてから、大学院に行くか。それともギリギリだけど頑張って大学院に出願するか。

 

つい2日前、友達が「今日(笑)大学院行く気になった。締め切り1月だけど、やってみる」というのを聞いて、おお、今からやる子いるのか、じゃあ私もやっぱり直接大学院行く道を目指そう、と思い、今日2時間ほど大学院探しという口実で明後日提出のエッセイから逃げていた。

 

ただ、上に口述した通り、特にやりたいことが決まっているわけではない。どこから探せばいいかわからなかった。

だけど、とりあえずコミュニケーションとかメディアとかこれから役に立ちそうだし、文系の学生なら入れそう、と思い、その分野での大学ランキングを見た。

多くの学校はアメリカとイギリスだったが、なんせ高いし、国自体にあまり興味がないので特に気にせずスクロールしていると、ヨーロッパの学校を見つけた。

その学校のウェブサイトをいろいろ見ていると、おおおこれだ!と思うプログラムがあった。

そのときは意気揚々として、よかった、やりたいことできそう、と思っていた。

でも教授たちのプロフィールを見ていると、なんか違うな、という人たちばかり。

だから私の院探しはまだまだ続きそうだ。

 

そんなことはともかく、なぜプログラム自体はとってもexcitingな響きなのに、教授のやっていることには興味が持てないんだろう、と疑問に思った。

 

それは、たぶん、私のやりたいなとぼんやり思っている分野はあんまり学問としてはまだ成り立っていないからだというのが、今の所の結論である。

 

私の興味関心は広い。今までやってきた経験もひとつの分野には収まらない。

それはたぶん多くの人がそうだと思う。けどなぜか、ひとつのカテゴリーに当てはめたくなる。だから無理やり押し込める。

何かを勉強するために無理やり自分の興味をねじ曲げるって、少し違うのではないだろうか。

 

私の興味たちは全部違う場所に所属している気がしていた。

でもどれも私にとっては大事だし、どれも同じくらい私にとって大事ということは、「私」という媒介を通しての繋がりを持っているから、必ずしも全く違う分野に所属する活動や学問ではない、ということが言える。

つまり何が言いたいかというと、私の興味がall inclusiveな学問、というか、漠然としているけど、all inclusiveなもの、が存在したっていいと思うのだ。

 

私の興味があることを全部カバーしている人は今までにいないのだ。たぶん。

世界に存在するすべての教授を調べたわけじゃないから確信はできないけど、たぶん、いない。

私が大事に思っていることすべてを同じくらい大事と思ってくれる人は、きっと、いない。

だから、私は特別なのだ。

似たようなことをぼんやり思っている人はいるかもしれないから、まるっきり特別じゃないかもしれない。

だけどたぶん同じようなことを勉強したい、と思っている人は少ない。

近い興味を持っているであろう今同じ学科の仲間たちと、私のやりたいことは全然違う。

私だけが違うわけではない、みんなやっぱりちょっとずつ違う。

 

まだ、やりたいことがはっきりしているわけではない。けど、なんとなくいきたい方向は見えてきた。でもまだ、道は暗い。何を頼りに自分のやりたいことを突き詰めれるのかがわからないから不安もある。

 

だから、こんな暗くなりやすい時期に、私の頭は明るい道を選んだ。私、特別なんだ、と思うことにした。